気候委任法の見直しとEUタクソノミーの活動に関する報告書草案が発表

1月8日、サステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sustainable Finance)は、気候委任法の見直しとEUタクソノミーへの活動追加に関する予備的提言に関する報告書草案を発表した。この報告書は、タクソノミー規則に基づき、技術的な審査基準およびその基準を更新する必要性について欧州委員会に助言するという、プラットフォームの使命に従い提出された。また、基準更新の必要性に関する提言も含まれている。

草案報告書は、技術的な選別基準に関する暫定的な提案であり、最終的な意見ではない。また、これは正式な欧州委員会の文書でもなく、委員会の公式な立場を示すものでもない。報告書には、気候委託法令に含まれる活動の技術的選別基準の改訂案と、新たな活動をEUタクソノミーに追加するための提案が含まれている。

また、プラットフォームは、草案報告書に関するフィードバックを求めており、フィードバックを2025年2月5日まで受け付けている。

【参照ページ】
(原文)Call for feedback by the PSF on preliminary recommendations for the review of the Climate Delegated Act and the addition of activities to the EU taxonomy
(日本語参考訳)気候委任法の見直しとEU分類への活動の追加に関する予備的勧告についてPSFからのフィードバックを求める

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る