エネルギー大手のシェルとエネルギー・テクノロジー企業のベーカー・ヒューズは、両社のネット・ゼロ・コミットメントを推進し、エネルギーおよび産業部門の脱炭素化ソリューションを検討するために、広範な協力関係を構築することを発表した。
この新しい契約に基づき、シェルは米国内のベーカー・ヒューズ社の拠点に電力と再生可能エネルギークレジットを提供する。また両社は、欧州のベーカー・ヒューズ社の施設に最大100GWhの再生可能エネルギーを供給することを交渉し、シンガポールの化学品混合工場にオンサイトソーラーを開発することを検討する。加えて両社、低炭素輸送や燃料ソリューションなど、ベーカーヒューズ社の他の排出削減機会を検討することにも合意した。
シェル社は、ベーカー・ヒューズ社の低炭素ソリューションを同社のLNGフリート向けに評価するとともに、シェル社のグローバルな資産および事業全体の脱炭素化を加速するためのデジタルソリューションを開発することになった。
また、両社は、低炭素化が困難なエネルギー・産業分野を対象としたソリューションへの投資機会を検討することにも合意した。
【参照ページ】
(原文)Baker Hughes and Shell Sign Broad Collaboration Agreement to Accelerate Energy Transition, Achieve Net-Zero Emissions
(日本語訳)シェルとベーカーヒューズ、脱炭素化に焦点を当てたコラボレーションを開始