7月19日、グローバル・プロフェッショナル・サービス企業のデロイト、CRMソリューション・プロバイダーのセールスフォース、通信大手のAT&Tは、モノのインターネット(IoT)を活用したコネクティビティ・ベースのアプローチにより、企業がESGデータを収集・管理できるよう支援することを目的とした新たな協業を発表した。
AT&Tの資産管理ソリューションは、固定資産やモバイル資産を含む組織の排出源への直接接続を提供する。デロイトのサステナビリティ管理ソリューションであるSustainability 360は、セールスフォースの排出量およびESGデータプラットフォームであるNet Zero Cloudを活用している。
両社によると、排出源への直接接続とサステナビリティ管理ソリューションを組み合わせることで、企業は手作業によるデータ収集を減らし、報告書や情報開示におけるESGデータの完全性を高めることができる。
両社はさらに、今回のコラボレーションは、AT&TのConnected Climate Initiativeに対するデロイトとセールスフォースのコミットメントも基盤にすると付け加えた。2021年に開始されたこのイニシアティブは、テクノロジー、デジタルインフラ、エネルギー企業、大学、その他の組織との協力を通じて、2035年までに10億トンの温室効果ガス(GHG)排出量を削減し、世界規模でブロードバンド対応の気候ソリューションを提供することを目標としている。
【参照ページ】
(原文)Deloitte, AT&T and Salesforce to Simplify ESG Data Collection and Sustainability Management Through Connectivity-based Approach
(日本語訳)デロイト、AT&T、セールスフォース、コネクティビティベースのアプローチでESGデータ収集とサステナビリティ管理を簡素化