7月20日、サステナビリティ・データ&テクノロジー企業のESG Bookは、新しいESGパフォーマンス・スコアの発売を発表した。企業のサステナビリティ・パフォーマンスに関して、詳細で透明性の高い、重要性に焦点を当てた評価を提供することを目的としている。
ESG Bookによると、新しいソリューションは、採点手法の透明性の欠如、標準化の不十分さ、業界やセクター固有の測定基準の限定的な測定など、現行のサステナビリティ格付けにまつわる市場の課題に対処するために開発された。ESG格付けプロバイダーを市場規制当局のESMAが監督することをEUが最近提案したり、今月初めに英国で金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)の要請によりESG格付けとデータプロバイダーの行動規範が発表されるなど、規制当局はこうした問題に注目し、対策を講じようとしている。
新しいサステナビリティ・スコア・ソリューションには、各企業に適用される450以上の標準化されたESGおよび排出指標に基づくパフォーマンスと情報開示に関する個別の分析が含まれる。また、スコアのフレームワーク、データマッピング、計算へのアクセス、スコアレベルから基礎となる生データへのクリックスルー機能など、透明性に焦点を当てた主要な機能がある。
さらに、本ソリューションにはセクター別の重要性が組み込まれており、ポイント・イン・タイムの履歴データを提供することで時系列分析も可能である。
【参考ページ】
(原文)ESG Book releases ESG Performance Score to revamp sustainability assessments
(日本語参考訳)ESGブック、持続可能性評価を刷新する「ESGパフォーマンス・スコア」を発表