クリーンテック新興企業Release、約144億円を調達。ソーラー&ストレージ・ソリューションを展開へ
7月19日、太陽光発電と蓄電の新興企業Releaseは、気候変動に特化したファンドマネージャーClimate Fund Managers(CFM)から1億200万ドル(約144億円)を調達し、アフリカ全域の電力会社や鉱山会社に太陽光発電とバッテリーソリューションを展開することを目的とした資金調達を行ったと発表した。
オスロを拠点とする再生可能エネルギー・ソリューション・プロバイダーのScatecが2019年に設立したReleaseは、鉱山および公益事業市場向けに、組み立て済みの拡張可能な太陽光発電所と蓄電池を設置するための独自の機器を提供している。Scatecによると、このソリューションは、新興市場における太陽光発電技術の導入における障壁を克服することを目的としており、迅速で費用対効果が高く、柔軟なリースオプションを提供する。
CFMは、Climate Investor One(CIO)ファンドを通じてリリース社に投資し、5,500万ドル(約77億円)を出資して32%の株式を保有する。さらに、CFMは総額4,700万ドル(約66億円)の株主融資を行い、一部は譲許的な条件となる。
Releaseは、カメルーン、南アフリカ、メキシコ、南スーダンで、合計47MWの太陽光発電と20MWhの蓄電池を備えたプロジェクトを進行中および建設中である。チャドではさらに35MWの太陽光発電と20MWhの蓄電池の契約を結んでいる。
【参考ページ】
(原文)Release by Scatec raises USD 102 million to accelerate growth ambitions
(日本語参考訳)リリース by Scatec、成長意欲加速のため1億200万米ドルを調達