7月18日、AXAグループのオルタナティブ投資事業AXA IM Altsは、炭素除去スタートアップMombakのブラジル・アマゾン熱帯雨林再生プロジェクトに4,900万ドル(約70億円)を投資すると発表した。
2021年に設立されたブラジルを拠点とするMombakは、アマゾンの熱帯雨林の原生的で生物多様性のある再植林を手始めに、大規模な炭素除去プロジェクトに注力している。同社のソリューションは、生物多様性の損失の回復、流域資産の改善、地域コミュニティにおける雇用と社会的インパクトの創出などの副次的利益とともに、劣化した非生産的な牧草地を在来種の樹木で大規模に植林し、自然再生を支援することで炭素を回収することを目標としている。
Mombakは、2030年までに毎年100万トンのCO2を大気から除去することを目指す。
本投資は、AXA IM Altsの自然資本およびインパクト投資戦略の一環である。自然資本戦略は、AXAグループの投資家から5億ユーロ(約780億円)のコミットメントを得て2022年発足したもので、脆弱または価値の高い自然生息地が森林破壊から確実に保護されるような活動への融資に重点を置いている。本戦略は、持続可能な森林管理を支援するために15億ユーロ(約2,300億円)を投資するというAXAのコミットメントの一環をなすもの。
【参照ページ】
(原文)AXA IM Alts commits USD $49m to invest directly into Brazilian Amazon rainforest restoration projects and takes equity stake in Mombak
(日本語訳)AXA IM Alts、アマゾン熱帯雨林再生プロジェクトに70億円を投資