4月18日、カナダビジネス開発銀行(BDC)は、気候変動やサステナビリティの目標達成に貢献する技術を開発するカナダの新興企業への投資を目的とした、1億5,000万ドル(200億円)の新ファンドを立ち上げることを発表した。
BDCは、カナダの中小企業に対し、融資、アドバイザリーサービス、資本を提供している。BDCによると、カナダのサステナビリティに特化した新興企業は、海外の同業他社と比較して資金が不足している傾向にある。2021年に環境サステナビリティを対象としたカナダのVC投資の割合は、世界平均の14%に対し、わずか5%にとどまっていることから、同社は新ファンドを設立した。
新ファンドは、SaaS、ハードウェア対応ソフトウェア、ソフトウェア主導のビジネスモデルを持つサステナビリティ志向の企業に対し、シードからシリーズAおよびBまで、エクイティ投資を行う予定である。本ファンドが対象とするテクノロジーは、持続可能なコミュニティと都市、責任ある生産と消費、気候変動対策、クリーンで安価なエネルギーなど、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の4つに沿ったものとなる。
【参照ページ】
(原文)BDC Launches New $150-Million Sustainability Venture Fund to Further Enable the Transition to a Net-Zero Economy
(日本語参考訳)BDC、約200億円のサステナビリティ・テック・ベンチャー・ファンドを立ち上げ