カナダ、プラスチック製品のリサイクル含有量と表示義務化ルールを提案

カナダ、プラスチック製品のリサイクル含有量と表示義務化ルールを提案

4月18日、カナダ政府は、プラスチック汚染の防止と、プラスチックの製造・使用・管理方法の改善を目的とした一連の施策を発表した。

政府の声明によると、カナダでは年間440万トンのプラスチックが廃棄されているが、リサイクルされるのはわずか9%であることから、新ルールが設けられた。

政府が指摘したプラスチックの持続可能な処理に関する問題の一つは、地域の廃棄物管理システムでリサイクルや堆肥化ができない多くの製品に、リサイクル可能を意味する「追いかける矢のマーク(chasing-arrows symbol)」や「生分解性」を表示することである。

提案されている規則では、プラスチック包装や使い捨てプラスチックに「追いかける矢のマーク」やその他のリサイクル可能性を示す表示をすることは、その州や地域の80%の人々が、これらのプラスチックを収集・分別・再処理するリサイクルシステムを利用できる場合を除いて禁止される。また、プラスチック包装や使い捨て商品のラベルに「分解可能」「生分解性」などの用語を使用することを禁止し、堆肥化可能であることを示すラベルの最低基準を設定する予定。

本提案には、特定の種類のプラスチック包装に最低限リサイクルされたコンテンツを含める要件も含まれている。政府は、リサイクルシステムの改善、温室効果ガス排出の削減、プラスチックの循環経済の促進などの利点を持つ、より強力で信頼できるリサイクルプラスチックの最終市場を支援するのに役立つと述べている。

プラスチック登録は、カナダ市場に投入されたプラスチックについて、使用後の管理方法を含む年次報告義務を課し、カナダにおけるプラスチックのライフサイクルに関するデータを公表することで、経済におけるプラスチックの追跡に役立てる。

【参照ページ】
(原文)Recycled content and labelling rules for plastics: regulatory framework paper
(日本語参考訳)カナダ、プラスチック製品のリサイクル含有量と表示義務化ルールを提案

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-5-29

    CSRDのダブルマテリアリティとは。実践のヒントをガイドラインから考察。

    2024年から適用が開始されたサスティナビリティ情報開示規制のCSRD(Corporate Sus…
  2. 2024-5-21

    CSRD/ESRSの主な開示項目を説明。GRIとの対照表が参考に。

    CSRDは、欧州内ステナビリティ報告を標準化する制度であり、2024年から運用が開始されている。こ…
  3. 2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…

ピックアップ記事

  1. 2024-6-12

    欧州監督機構、グリーンウォッシングに関する最終報告書を発表

    6月4日、ESMA(欧州証券市場監督機構)EBA(欧州銀行機構)・EIOPA(欧州保険・企業年金監…
  2. 2024-6-11

    H&M、SBTiの目標基準におけるカーボンオフセットの使用に懸念を表明

    6月5日、H&Mグループは、SBTi(Science Based Targets init…
  3. 2024-6-10

    アサヒ飲料、自動販売機で回収したCO2を道路材料に活用開始

    5月24日、アサヒ飲料は、前田道路株式会社と共同で、「CO2を食べる自販機(自動販売機の庫内に二酸…
ページ上部へ戻る