ADB、途上国で最大2兆円の気候変動資金を動員するプログラムを開始

ADB、途上国で最大2兆円の気候変動資金を動員するプログラムを開始

5月2日、アジア開発銀行(ADB)は、アジア・太平洋諸国における気候に焦点を当てたプロジェクトに150億ドル(約2兆円)の資金を動員する新プログラム「アジア・太平洋における気候のための革新的金融ファシリティ(IF-CAP)」を開始することを発表した。

ADBは、アジア・太平洋地域の社会・経済開発を促進し、極度の貧困を撲滅することを目的として、融資、技術支援、助成金、株式投資を行う地域の多国籍開発銀行である。

新しいIF-CAPプログラムは、開発途上国における気候変動対策への投資資金を動員するための新しい方法を提供することを目的としている。新しいイニシアティブでは、ドナー国や、場合によってはフィランソロピーが、ADBの融資ポートフォリオの一部に対する保証とともに、プロジェクト準備のための補助金を提供する。保証により、ADBはソブリンローンを実質的に帳簿から外し、気候変動プロジェクトに投資するための資金を確保できる。

ADBによると、レバレッジ保証の仕組みは、リスクエクスポージャーの低減により、銀行の能力を最大5倍まで増幅できる。ADBは、保証額が30億ドル(約4,000億円)に達することを初期目標としており、温室効果ガス排出量の削減と気候変動への耐性の向上を目的とした気候変動プロジェクトに対して、最大150億ドル(約2兆円)の新規融資の創出を期待している。

本プログラムには、デンマーク、日本、韓国、スウェーデン、米国、英国が初期パートナーとして参加している。

【参照ページ】
ADB、数十億ドル規模の気候変動資金拡大を加速するための新しいプログラム「IF-CAP」を発表

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-24

    旭化成、三井化学、三菱ケミカル、カーボンニュートラル実現に向け3社連携

    5月8日、旭化成、三井化学、三菱ケミカルは、西日本に各社が保有するエチレン製造設備について、カーボ…
  2. 2024-5-22

    資生堂、男性社員の育休取得率100%達成

    4月10日、資生堂は、国内資生堂グループ男性社員の育児休業取得率100%を達成したと発表した。 …
  3. 2024-5-22

    環境省、「環境デュー・ディリジェンスに関する取組事例集」更新

    4月11日、環境省は「環境デュー・ディリジェンス(環境DD)に関する取組事例集」の更新版を公表した…
ページ上部へ戻る