3月22日、米ファストフードチェーンChipotle Mexican Grillは、役員インセンティブ報酬に連動させる2023年のESG目標について、地元産の農産物をより多く使用すること、多様性を改善すること、埋立地への廃棄物を削減することなどを発表した。
2022年目標の発表は、Chipotleが2021年に導入した、「食と動物」「人」「環境」を含むカテゴリー別のESG目標と役員報酬を連動させる指標に続くものである。目標達成に向けたパフォーマンスは、2023年の年間インセンティブボーナスに最大15%のプラスまたはマイナスの影響を与える可能性がある。
2023年の目標は、地元産の食材を前年度の3,640万ポンド(約58億円)から3,750万ポンド(約60億円)以上購入すること、レストランのサポートセンターおよびフィールドオペレーション職における多様な従業員の定着率を改善すること、コンポストプログラムに参加する店舗数を現在の約1000店舗から23%増加すること、2025年までに転換率を向上し埋立地への廃棄物を5%削減するという同社の幅広い目標に応えることである。
また、Chipotleは、昨年のインセンティブプログラムで設定した目標を上回ったことを明らかにした。
詳細は以下の通りである。
- 有機栽培、移行栽培、地元産の食材を少なくとも5,700万ポンド(約91億円)購入
→5830万ポンド(約94億円)達成 - レストランサポートセンター職や現場管理職に昇進する候補者の社内パイプラインにおける多様性を60%以上
→63.6%達成 - スコープ1と2の温室効果ガス(GHG)排出量を少なくとも5%削減
→13%削減
【参照ページ】
(原文)CHIPOTLE ANNOUNCES 2023 ENVIRONMENTAL, SOCIAL AND GOVERNANCE GOALS TIED TO EXECUTIVE COMPENSATION
(日本語参考訳)ファストフードチェーンChipotle、役員報酬を循環型経済・多様性・地元食品調達の目標に関連付ける