11月1日、商業用不動産投資運用会社であるOrchard Streetは、同社初のインパクト・ファンドであるOrchard Street 社会・環境・インパクト・パートナーシップ(SEIP)を立ち上げ、9,000万ポンド(約150億円)を出資して最初のクローズを行ったことを発表した。
同ファンドは、測定可能な社会的・環境的インパクトを生み出す可能性を持つ不動産投資機会を対象としている。
インパクトの重点分野には、既存の建物の脱炭素化、地域コミュニティへの投資、空気の質の改善・緑地へのアクセス・健康器具の追加などを通じてその建物で生活し働く人々にとってより健康的な建物にすること、が含まれる。
同社は、パフォーマンス・フィーの30%をファンドの特定のインパクト目標の達成に連動させたと述べている。
同ファンドの基軸となる投資家は、英国の地方政府年金制度のプールの一つであるBrunel Pension Partnershipである。さらに、Orchard StreetのパートナーおよびOrchard Streetのシニアチームのメンバーも、新しいファンドに共同投資のコミットメントをしている。
【参照ページ】
(原文)Orchard Street announces first close of £400 million Impact Fund focused on decarbonisation, community investment and wellness | Orchard Street (orchard-street.co.uk)
(日本語訳)Orchard Street、脱炭素化、コミュニティへの投資、ウェルネスに焦点を当てた 4 億ポンドのインパクト ファンドの初回クローズを発表