Phoenix Group、Robecoに約540億円の新しい気候変動ファンドの運用委託を決定

2月15日、英保険グループのPhoenix Groupは、3億3,800万ポンド(約540億円)の利益配当付き投資ファンドを資産運用会社Robecoに運用を委託し、新しいマルチアセット気候ソリューションを開始すると発表した。

Phoenixによると、新ソリューションは、現在および将来の気候変動の担い手や、ネット・ゼロの脱炭素戦略を追求する企業に投資し、株式とクレジットのバランスのとれたポートフォリオを通じて、利益配当付き顧客の長期投資目標の達成を目指す。

新ソリューションの資産配分には、ネット・ゼロ気候株式、気候グローバル債券、グローバルグリーン債券、SDGハイ・イールド債券のほか、スマートエネルギー、持続可能な不動産、スマート素材、スマートモビリティといった分野の株式が含まれる。

2021年、Phoenixは資産運用会社に対する一連のESG関連の期待事項をまとめ、「ポジティブな変化の実現」に取り組む投資組織のみと提携するとした。資産運用会社には、投資意思決定、リスク管理、ガバナンスプロセスに責任投資手法を完全に組み込むことを求め、ネット・ゼロを約束することを強く推奨している。

【参照ページ】
(参考記事)UK roundup: Phoenix Group assigns £338m to multi-asset climate solution
(日本語参考訳)Phoenix Group、Robecoに約540億円の新しい気候変動ファンドの運用委託を決定

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る