WorkivaとPersefoni、炭素会計とESGレポートの統合ソリューション提供に向け提携を発表

 

2月16日、WorkivaとPersefoniは、ESGレポーティングソリューションに統合された炭素情報開示の、顧客提供を目的とした戦略的パートナーシップを発表した。

本パートナーシップにより、WorkivaとPersefoniのユーザーは、活動データ、カーボンフットプリント計算、気候軌道モデル、二次データセット、運用、財務、サプライチェーンデータなど、両社のプラットフォーム間でデータの統合と転送が可能になる。また、ユーザーは、カーボンベンチマークやカーボンオフセット市場にもアクセスできる。

2020年に発売されたPersefoniのSaaSプラットフォームは、企業や機関投資家が二酸化炭素排出量を測定・分析・計画・予測・報告を可能にし、AIを活用してユーザーに組織の文脈に沿った持続可能性パフォーマンススコアを提供することで、財務と同じ厳格さで炭素取引とインベントリーを管理する。

Workivaは、クラウドベースのWorkiva PlatformでESG報告ソリューションを開始した。これは、同社の報告およびコンプライアンスプラットフォームで、顧客がプロセスの合理化、データとチームの接続、および一貫性確保を実現する。

両社によると、本パートナーシップにより、温室効果ガスプロトコル(GHGP)に準拠し、スコープ1の炭素排出量、スコープ2の間接排出量、スコープ3の上流・下流排出量を追跡する温室効果ガス会計に関するより深い粒度で、財務とESG報告を統合した市場で唯一の報告ソリューションが確立される。

【参照ページ】
(原文)Workiva + Persefoni Partner to Streamline Investor-Grade Carbon Disclosure Data
(日本語訳)WorkivaとPersefoni、炭素会計とESGレポートの統合ソリューション提供に向け提携

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る