McKinseyとMoody’s、銀行向け気候変動ソリューションを発表

マッキンゼーとムーディーズ、銀行向け気候変動ソリューションスイートを発表

11月30日、McKinsey & Companyのサステナビリティに特化したプラットフォーム「McKinsey Sustainability」とMoody’sの金融情報・分析ツール部門であるMoody’s Analyticsは、銀行が気候変動関連のリスクと機会を特定、測定、対処するための一連のソリューションを開始すると発表した。

McKinseyによると、本提携は、世界経済の脱炭素化のために必要な大規模な資本再配分に関する問題を銀行が解決するために行われる。

McKinseyとMoody’sが新たに提供するソリューションは、「気候リスクを考慮した信用評価」、「気候ストレステストとシナリオ分析」、「気候情報開示」から構成される。

Moody’sは2021年8月に気候・自然災害リスクのモデリングと分析を行うRMSを、McKinseyは2021年3月に気候分析プラットフォームPlanetricsを買収している。

本提携により、Moody’sのRMS部門による気候変動の物理的リスクのモデル化および信用リスクへの影響測定能力と、McKinseyの移行リスクのモデル化の専門知識および融資による排出削減に向けた銀行への助言能力が融合される。

【参照ページ】
(原文)McKinsey Sustainability and Moody’s Analytics join forces to help banks build climate resilience
(日本語訳)マッキンゼーとムーディーズ、銀行向け気候変動ソリューションスイートを発表

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…
  2. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  3. 2024-12-4

    EU、強制労働製品の市場禁止規制を採択

    11月19日、欧州理事会は強制労働で生産された製品をEU市場での販売や輸出を禁止する規制を採択した…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る