4月11日、Chipotle Mexican Grillは、100%再生可能エネルギーを活用してエネルギー使用による排出を削減し、設備やシステムのエネルギー効率を最大限に高めるよう設計された、オール電化の新しいレストランデザインを開始したことを発表した。
同社は、本デザインの試験導入により、2030年までにバリューチェーン全体で絶対排出量を半減させるという気候変動目標の達成に貢献すると述べている。当初2021年に設定されたSBTi承認の目標は、同社による、レストランからの排出量、輸送・倉庫、食品サプライチェーン、包装・廃棄物などのバリューチェーンにおける炭素集約源を対象とした取り組みと同時に発表された。
Chipotleのレストランデザインの主な特徴は、屋上のソーラーパネル、ガスに代わるオール電化の設備とシステム、ヒートポンプ給湯器、小型電気調理器、排気フードの改善、エネルギー管理システム、さらに生分解性サービスウェア、サボテン革の椅子、再生もみ殻を使ったアートワーク、一部の店舗ではEV充電ステーションなどがある。レストランでは、認定された再生可能エネルギークレジットを通じて購入した風力発電と太陽光発電による100%再生可能エネルギーを利用している。
Chipotleは、すでにバージニア州とフロリダ州で新機能を備えたレストランをオープンしており、コロラド州で3店舗目を予定していることを明らかにした。また、2024年には100店舗以上の新規店舗で、オール電化の設備と新デザインの追加要素を採用する予定であることを明らかにした。Chipotleは、2022年12月現在の店舗数3,187店舗から、北米で7,000店舗まで成長することを目指している。
【参照ページ】
(原文)CHIPOTLE PILOTS NEW RESPONSIBLE RESTAURANT DESIGN ALONGSIDE SUSTAINABILITY CAMPAIGN
(日本語訳)Chipotle、再生可能エネルギー100%を利用したレストランを開始