9月28日、サンフランシスコに拠点を置くサステナブルテック企業Floraは、サステナブルなEコマースプラットフォームの立ち上げに向け、シード資金ラウンドで900万ドル(約13億円)を調達したことを発表した。
Floraは、トルコからの移民仲間で元ゴールドマン・サックス幹部のUgur KayaとMithat Can Ulubayによって2021年に設立され、自社のマーケットプレイスとサードパーティのプラットフォームでミッション主導型ブランドの買収、改革、成長を通じて、手頃な価格でサステナブル製品へのアクセスを拡大することを目指している。
Floraのプラットフォームは、独自の技術とアルゴリズムを用いてサステナブルブランドを特定し、その経営・財務パフォーマンス、サステナビリティへの影響、価値創造の機会などを評価する。Floraは、サステナビリティ、ブランディング、マーケティング、広告、サプライチェーン、製品開発などの専門知識とデータサイエンスを駆使して、企業の売上拡大と事業運営の最適化を実現する。
Floraは、製品の環境影響を計算するためのライフサイクル評価ツールを構築し、顧客に定量的・定性的な洞察を提供している。同社によると、同社のブランドは従来の代替品と比較して、年間1万トンのCO2排出を削減しているという。
シード資金調達ラウンドの参加者には、シリコンバレーの投資家であるLux Capital、Correlation Ventures、Climate Capitalなどのほか、Amazon、Apple、Doordash、Goldman Sachs、Silverlake、Softbank.やGokul Rajaramの幹部や投資家が含まれている。
D4 Ventures、Esas Ventures、Paragon Ventures、23 Fundも本ラウンドに参加し、著名な起業家のFirat & Fatih Isbecer (Pozitron), Ramakant Sharma (Livspace), Rob Gabel (Tubular Labs), そしてGoogle AdSense先駆者のGokul Rajaramを含むAmazon、Apple、Doorash, Goldman Sachs, Silverlake, Softbankの経営者や出資者も参加している。
【参考ページ】
(原文)Flora Raises $9M to Build the First Technology-driven Sustainable E-commerce Platform
(日本語訳)Floraが9百万ドルを調達し、初のテクノロジー主導の持続可能なEコマース・プラットフォームを構築