Equinor・Wintershall Dea、大規模なCCSプロジェクトで提携

8月30日、エネルギー企業のEquinorとWintershall Deaは、大規模な炭素回収・貯留(CCS)バリューチェーンの開発を目的とした新しいパートナーシップを結成し、ドイツの産業用CO2排出企業とノルウェーの大陸棚での貯留を結ぶと発表した。

両社は、この新しいプロジェクト「Norwegian-German CCS (NOR-GE)」が「ヨーロッパにおける温室効果ガス排出の削減に重要な貢献をすること」を目的としていると発表している。

本プロジェクトは、ドイツの年間産業排出量の約20%に相当する年間2000万〜4000万トンのCO2排出量を想定しており、ドイツのCO2回収拠点とノルウェーの貯蔵施設を結ぶ900kmのオープンアクセス・パイプラインが計画されている。

また、両社は、ノルウェー大陸棚に年間1,500万トンから2,000万トンのCO2を貯留するための海上CO2貯留ライセンスも共同で申請する予定だという。

【参照ページ】
(原文)Equinor and Wintershall Dea partner up for large-scale CCS value chain in the North Sea
(日本語訳)Equinor・Wintershall Dea、大規模なCCSプロジェクトで提携

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  2. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…
  3. 2025-9-10

    AI対応液冷データセンター共同開発、テキサスでENGIEとプロメテウス

    9月2日、ENGIEノースアメリカは、サステナビリティ志向のハイパースケールデータセンター開発企業…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る