SantanderとEIT InnoEnergyが気候変動技術ベンチャーファンドを立ち上げに協力
9月28日、スペインの多国籍金融サービス企業であるBanco Santanderと、持続可能エネルギーに特化したイノベーションおよび投資プラットフォームであるEIT InnoEnergyは、主にEIT InnoEnergyのポートフォリオから気候変動技術関連の新興企業に資金を流すことを目的とした新しい気候変動技術ファンドを立ち上げるための新たな協力関係を発表した。
2010年に設立された EIT InnoEnergyは、欧州技術革新研究所(EIT)の支援を受け、エネルギー貯蔵、輸送と移動、再生可能エネルギー、持続可能な建物と都市などの分野でイノベーションを支援する最大の気候変動技術および再生可能エネルギー技術投資家の1つだ。
パートナーによると、新しいファンドは、個人投資家や機関投資家に対して、エネルギーを安価に、入手可能に、持続可能にするという「エネルギーのトリレンマ」に対して具体的な影響を与える企業への投資機会を提供するものである。
投資先企業は、循環型経済、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵・効率化から、輸送・モビリティ、スマートビルディング、都市・グリッド、水素に至るまで、さまざまな分野にわたる。
本ファンドは、SFDR規制の第8条に準拠し、Santander Asset Managementが運用し、Banco Santanderがアンカーインベスターとして参加することが予定されている。EIT InnoEnergyは、新興企業の新規ラウンドに投資し、リスク回避とビジネスケースの加速のための付加価値サービスを提供する。
【参照ページ】
(原文)EIT InnoEnergy and Santander Asset Management join forces to launch new climate tech investment vehicle
(日本語訳)EIT InnoEnergyとSantander Asset Managementが共同で、新しい気候変動技術投資ビークルを立ち上げ