Climate Club、従業員レベルの気候変動対策を推進するプラットフォーム向けに約9.4億円の資金調達を実施
9月28日、炭素削減スタートアップのClimate Clubは、従業員レベルの気候変動対策を推進するために設計されたエンタープライズ・プラットフォームの拡張を目的とした650万ドル(約9.4億円)のシード資金により、公開ローンチを発表した。
Climate Clubは、共同創業者のアダム・ブラウン(CEO)とフィリップ・チャーム(最高経営責任者)によって2021年に設立され、企業がサステナビリティ目標の達成に向けて社員の関与と行動を活性化できるようにすることを目的としている。同社のプラットフォームは、分散型の目標設定、トレーニング、追跡可能な行動によるプレイブック、報酬と表彰を提供し、企業がチームや個人ごとに目標を配分し、部門を超えたサステナビリティのパフォーマンスをリアルタイムで追跡し、目標に沿った社員の意思決定を可能にする重要な行動を決定することを可能にする。
同社によると、多くの企業の二酸化炭素排出量、特に出張や通勤、商品・サービスの購入といったスコープ3の分野では、従業員の意思決定や活動が大きな要因になっているとのことだ。 Climate Clubは、大企業のサステナビリティ・リーダーや、コーポレート・トラベルなど二酸化炭素排出量の多い部門の責任者と協力し、部門、チーム、従業員レベルで二酸化炭素削減を推進し、気候変動対策の効果を最大限に高めることを目指している。
同社は、このプラットフォームがすでにベイン・アンド・カンパニーやメタなどの企業で利用されており、交通機関のLyft、効率的なエネルギーのGoogle Nestなど、企業のさまざまな領域で排出量削減を支援するパートナーネットワークを確立していると述べている。
本資金調達ラウンドは、XYZ Venture CapitalとVestigo Venturesが主導し、Red Sea Ventures、MCJ Collective、およびその他の戦略的投資家が参加した。
【参考ページ】
(原文)Carbon Reduction Platform Climate Club Announces Launch with $6.5 Million in Seed Funding
(日本語訳)炭素削減プラットフォーム「Climate Club」、650万ドルのシード資金を調達し、サービス開始を発表