BNP Paribas AM、パリ協定に基づく生物多様性ETFの提供を開始

BNP Paribas AM、パリ協定に基づく生物多様性ETFの提供を開始

9月29日、BNP Paribas Asset Management(BNPP AM)は、生物多様性への潜在的な影響を低減した投資家のための新ファンド「BNP Paribas Easy ESG Eurozone Biodiversity Leaders PAB UCITS ETF」を発売することを発表した。

本ETFは、ユーロネクスト・ユーロゾーン300指数のうち、アイスバーグ・データ・ラボの「コーポレート・バイオダイバーシティ・フットプリント」スコアに基づいて生物多様性への潜在的影響を評価した約60銘柄からなるユーロネクスト・バイオダイバーシティ・リーダーズ・PABインデックスを対象としている。また、本インデックスは、国連総会で論争の的になった企業や、論争の的になった兵器、石炭採掘、ウラン、シェールガス、タバコ生産などのセクターに属する企業を除外している。

また、パリ協定ベンチマーク(PAB)として、EUの規則に基づき、温室効果ガス(GHG)排出強度を市場指数と比較して最低50%削減し、GHG排出強度を毎年最低7%削減するなどの基準を満たす必要がある。

BNP Paribas は、「陸上生態系の持続可能な利用を保護、回復、促進する」という国連のSDG15に対する投資家の関心が高まる中、新しいファンドを立ち上げると述べている。

【参照ページ】
(原文)BNP Paribas Asset Management launches PAB-aligned biodiversity ETF
(日本語訳)BNPパリバ・アセット・マネジメントが、PABに沿った生物多様性ETFをローンチ

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-24

    GHGプロトコル、企業排出報告の信頼性向上へ―新たな公開協議を実施

    10月20日、温室効果ガス(GHG)排出会計の国際基準を策定するGHGプロトコルは、Scope2基…
  2. <最新>SBTi FLAGの概要とガイダンスの改訂ポイント

    2025-10-20

    <最新>SBTi FLAGの概要とガイダンスの改訂ポイント

    2025年10月に、SBTi(Science Based Targets initiative)は…
  3. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る