8月23日、国際的な資産運用会社であるRobecoは、持続可能な投資の知的財産へのアクセスを開放する新しいプログラム、「持続可能な投資オープンアクセス構想」を発表した。
新イニシアティブの第一段階として、Robecoは顧客と学者グループに対し、独自の持続可能な開発目標(SDG)企業スコアへの無料アクセスを提供すると発表した。Robecoは、本イニシアティブの後の段階で、より多くの利害関係者が利用できるよう、他の持続可能な投資のデータとIPを公開するつもりであると述べている。
Robecoは、本イニシアティブを発表した声明の中で、持続可能な投資における最大の課題に対処するため、業界が協力してデータの改善と標準の定義に取り組むことに大きく貢献することを目指すと述べている。
Robecoは、投資可能な企業のSDGsへの貢献を定量化できるようにすることを目的に、2017年にSDGsフレームワークの開発を開始した。本フレームワークは、UBS Global Wealth Management、BBVA AM、pensioenfonds INGといった世界最大の資産家を含む、同社の多くの顧客ポートフォリオに使用されている。
Robecoによると、今回の新たな取り組みで、データに関するフィードバックを積極的に求めており、本プログラムにより、データとその手法の堅牢性がさらに高まることを期待しているという。
【参照ページ】
(原文)Robeco opens up its Sustainable Investing IP with launch of new SI initiative
(日本語訳)Robeco、持続可能な投資に関するIPへのアクセスをオープン化