DSM、ネット・ゼロへの道を加速するため、新たな気候目標を設定

8月2日、化学グローバル企業であるRoyal DSMは、新たに2030年の厳しいサステナビリティ目標を掲げ、世界中の電力をすべて再生可能資源から購入するとともに、自社の事業から排出される温室効果ガス(GHG)をより迅速に削減すると発表した。

新たに設定した再生可能エネルギーによる電力100%の目標は、2019年に設定した75%の目標から大幅に上方修正された。これは、DSMが長年にわたって緊急の気候変動対策を継続してきた結果、2022年6月末までに、当初の予想より8年早く、全世界で再生可能エネルギーを77%、オランダと北米の全事業で100%を達成したことを受けている。

DSMのサステナビリティ活動は、同社のフットプリントだけにとどまらない。DSMは、人と地球の健康に良い影響を与えることを目的に、毎年数億ユーロを科学とイノベーションに投資している。牛から排出されるメタンを根本的に削減できるBovaerのような画期的な開発は、バリューチェーン全体に違いをもたらしている。

【参照ページ】
(原文)DSM sets new climate targets to accelerate route to net-zero
(日本語訳)DSM、ネットゼロへの道を加速するため、新たな気候目標を設定

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. 2025-7-10

    EUタクソノミーの簡素化で企業の負担軽減へ―欧州委、報告義務緩和を採択

    7月4日、欧州委員会は、EU共通の分類基準であるEUタクソノミーに関する一連の簡素化措置を採択した…
  3. 2025-7-9

    ISSB、SASB基準の包括的見直し案を公表

    7月3日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、SASB基準の改訂案およびIFRS S2実…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る