8月2日、化学グローバル企業であるRoyal DSMは、新たに2030年の厳しいサステナビリティ目標を掲げ、世界中の電力をすべて再生可能資源から購入するとともに、自社の事業から排出される温室効果ガス(GHG)をより迅速に削減すると発表した。
新たに設定した再生可能エネルギーによる電力100%の目標は、2019年に設定した75%の目標から大幅に上方修正された。これは、DSMが長年にわたって緊急の気候変動対策を継続してきた結果、2022年6月末までに、当初の予想より8年早く、全世界で再生可能エネルギーを77%、オランダと北米の全事業で100%を達成したことを受けている。
DSMのサステナビリティ活動は、同社のフットプリントだけにとどまらない。DSMは、人と地球の健康に良い影響を与えることを目的に、毎年数億ユーロを科学とイノベーションに投資している。牛から排出されるメタンを根本的に削減できるBovaerのような画期的な開発は、バリューチェーン全体に違いをもたらしている。
【参照ページ】
(原文)DSM sets new climate targets to accelerate route to net-zero
(日本語訳)DSM、ネットゼロへの道を加速するため、新たな気候目標を設定