米国とEU、サイバー脅威に対抗する「パリ・コール」に加盟

11月16日、米国と欧州連合(EU)は、市民やインフラを危険にさらすサイバー脅威に対抗するための国際的な取り組みである「パリ・コール」に参加する計画を発表した。

パリ・コールは、マクロン大統領が、国連教育科学文化機関(UNESCO)が開催した「インターネット・ガバナンス・フォーラム」と「パリ平和フォーラム」中で提唱2018年11月に設立され、80の国際国家と700以上の民間企業に支持されており、インターネットの保護から選挙プロセスの防御まで、サイバースペースを安全に保つための9つの共通原則に基づいている。この9つの原則は、議論と行動のための領域として機能する。

現在の加盟国は、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストリア、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、アルバニア、オーストラリア、日本、韓国、シンガポール、フィリピン、メキシコ、アルゼンチン、グアテマラ、アラブ首長国連邦(UAE)、アンドラ、ガボン、ウズベキスタン、アルメニア、カンボジア等で、今回EUと米国が加わった。

今回のEUと米国の加盟によりパリ・コールは強化され、サイバー空間の安定を守るためにさらに前進することが可能になる。

【参照ページ】
(原文)The European Union 🇪🇺 and the United States 🇺🇸 are joining the Paris Call.
(日本語訳)米国とEU、「パリ・コール」に加盟

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る