持続可能な飲料水スタートアップSOURCE Global、Breakthrough Energyらより180億円超の資金調達を実施

7月19日、持続可能な飲料水技術を提供するSOURCE Globalは、ビル・ゲイツが支援するBreakthrough Energy VenturesとベンチャーキャピタルのDrawdown fundの主導で、シリーズDエクイティファイナンスで1億3000万ドル(約180億円)を調達した。

SOURCE Globalの技術は、太陽光と空気のみを用いて飲料水を生成するものだ。同社の特許取得済み「ハイドロパネル」は、太陽光を利用して空気中の純粋な水蒸気を取り込み、飲料水に変換する。本システムはグリッド外で動作し、外部の電力供給源や配管された水インフラを必要とせず、様々な気候や条件下でその場で水を生成することができる。Hydropanelsは、小さなアレイから数千のパネルで構成される水農場まで、様々な規模に対応する。

SOURCE Globalは現在、総額2億7000万ドル(約370億円)の資金を調達し、50カ国で事業を展開している。同社によると、商業用、地域用、消費者用の製品をさらにグローバルに拡大し、高度な再生可能水技術におけるイノベーションを促進する予定だ。

【参照ページ】
(原文)Sustainable Drinking Water Tech Provider SOURCE Global Raises Over $130 Million
(日本語訳)飲料水技術を提供するSOURCE Global、1億3千万ドルを超える資金を調達

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る