ワインメーカーBacardi、「MARTINI」の原材料でサステナブル認証を取得

Bacardi、「MARTINI」の原材料でサステナブル認証を取得

7月5日、数十年にわたりサステナブルのパイオニアとして活動してきたBacardiの世界No.1イタリアン・スパークリングワイン&ベルモット「MARTINI」は、サステナブルのマイルストーンに到達した。MARTINIポートフォリオ全体のワイナリーの100%が、現在、サステナブル認証を取得している。

MARTINI Fieroや新しいMARTINI Non-Alcoholic Aperitivoシリーズを含むMARTINIのベルモットやスパークリングワインの製造に使用されるブドウジュースは、イタリアのワイン製造における最も包括的なサステナビリティ基準であるEqualitasが定めた基準に沿って認証されたワイナリーから供給されるようになった。

BACARDÍ  rumのサトウキビとBOMBAY SAPPHIREの10種類のボタニカルは、すでに100%サステナブルな原料を使用しており、今回の発表は、Bacardiが2025年の目標に掲げる、主要原料の100%をサステナブルな認証業者から調達することに向けたさらなる大きな一歩となった。

来年で創業160年を迎える MARTINIは、長年にわたり、環境に対して正しい行動をとる先駆者的存在だ。1987年、L’Osservatorio MARTINIは、持続可能な農法を推進するセンターとして北イタリアに設立され、最初は同社のワイン、最近では同社の象徴的なベルモットやノンアルコールアペリティーボシリーズに使用する多くの植物性原料に力を注いでいる。

今回認証されたEqualitasは、ワイン部門に深い知識を持つ専門家である第三者監査人とだけ協力し、認証プロセスは完全に全体的なものだ。Equalitasは、環境、倫理、経済という3つのサステナビリティの柱を掲げ、ワイナリーの二酸化炭素排出量や水の消費量から、農家に対する公正な商業条件、研修や福祉を含む優れた社会慣行まで、すべてを考慮に入れている。

【参照ページ】
(原文)MARTINI® ACHIEVES SUSTAINABILITY LANDMARK
(日本語訳)マティーニ®がサステナビリティの指標を達成

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    2025-10-13

    AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    サステナビリティ情報開示は、アナリスト(人間)が読むことを前提とされた構造になっているが、近年は主…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る