LGIM、「ネット・ゼロ・コーポレート・ボンド・ファンド」を新規に設定

 

7月4日、Legal & General Investment Management(LGIM)は、ネット・ゼロ・カーボン排出とESGの改善を目指すアクティブ戦略「 L&G Net Zero Global Corporate Bond Fund」の立ち上げを発表した。

本ファンドは、英国・欧州の機関投資家およびウェルスマネージャーを対象としており、2030年までに気温を1.5℃に調整し、2050年までにネット・ゼロにするという野望を抱いている。また、グローバルなクレジット・ユニバースから長期的な財務アルファを特定し、脱炭素化目標を通じてポートフォリオの温度調整を改善することを目的としている。

LGIMによると、同ファンドは、ポートフォリオに組み込まれた気候リスクと気候の整合性を測定し、LGIMの気候リスクフレームワークのエネルギー移行シナリオの知見を活用するなど、炭素排出強度を削減する漸進的なアプローチを採用している。また、LGIMは、世界の気候変動に関する目標を達成する上で重要であると認識されている企業とも連携していく予定である。

本ファンドのその他のESGの特徴としては、LGIMの「未来の世界保護リスト」の基準除外項目と投資先を一致させ、物議を醸す兵器、国連グローバル・コンパクト違反、石炭会社を取り上げ、また、当社の国連持続可能な開発目標(SDGs)スコアリングプロセスを使用して発行者の長期的な持続可能性を評価することが挙げられる。

【参照ページ】
(原文)LGIM launches Net Zero Global Corporate Bond Fund
(日本語訳)LGIM、「ネット・ゼロ・コーポレート・ボンド・ファンド」を新規に設定

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…
  2. GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    2025-7-7

    GRI労働関連基準の改訂状況と人的資本開示との対応関係を解説

    GRI(Global Reporting Initiative:グローバル・レポーティング・イニシ…
  3. 2025-7-7

    ノルウェー政府、2035年に温室効果ガス70〜75%削減目標を提出

    6月26日、ノルウェー政府は、パリ協定の下で2035年に向けた新たな国が決定する貢献(NDC)を国…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る