Algebris、グリーン・トランジションに向け、プライベート・エクイティ・ファンドで約280億円の資金調達を実施

 

7月4日、グローバル資産運用会社のAlgebris Investmentsは、同社初のプライベート・エクイティ・ファンドであるAlgebris Green Transition Fundを2億ユーロ(約280億円)でクローズすることを発表した。同社は、今後12カ月間で合計4億ユーロ(約560億円)の資金調達を目指す。

本ファンドは、エネルギー転換、循環型経済、スマートシティ、アグリテックなど、グリーン転換の主要分野で活躍する企業の事業拡大を支援し、イタリアやその他の欧州の企業に焦点を当てる。投資対象は、収益性が実証されている企業である。

また、本ファンドは、エネルギー転換、循環型経済、スマートシティ、アグリテックなどのグリーン転換期の主要テーマにおける事業機会に投資し、これらの分野で活躍する企業の拡大、国際化、統合を支援することを目指す。投資対象は、収益力があり、ビジネスモデルに強みがあり、持続可能な長期戦略を持つ企業で、イタリアをはじめ、広く欧州の企業にフォーカスしている。

EUのSFDR第9条に基づき運用されるGreen Transition Fundは、AlgebrisのマネージングディレクターであるLuca Valerio Cameranoが、投資ディレクターのFrancesco Becchelliと事業開発エネルギー移行責任者のMatteo Tarchiとともに率いている。

【参照ページ】
(原文)ALGEBRIS GREEN TRANSITION FUND CLOSES FIRST FUNDRAISING ROUND AT €200M
(日本語訳)Algebris、グリーン・トランジションに向け、プライベート・エクイティ・ファンドで約280億円の資金調達を実施

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