MSCI、投融資ポートフォリオの排出量を測定するツールを発表

6月30日、MSCIは、金融機関が融資および投資ポートフォリオ全体の炭素排出量を測定するための新しいソリューション、トータルポートフォリオ・フットプリンティングの提供開始を発表した。

本ソリューションを利用することで、金融機関は融資による排出量についてベースラインに対する削減目標を設定・管理し、ネット・ゼロのコミットメントと整合させることができるようになる。また、金融機関は融資している温室効果ガス(GHG)排出の影響について理解を深め、より持続可能な事業活動に資本を集中させる方法について情報を提供することができる。

本ソリューションには、気候関連開示タスクフォース(TCFD)フレームワーク、炭素会計財務パートナーシップ(PCAF)、全米保険委員会(NAIC)、欧州保険・職業年金機構(EIOPA)基準など、気候および持続可能性の測定と報告の主要基準に準拠するための気候データおよびモデルが含まれている。

【参照ページ】
(原文)MSCI develops Total Portfolio Footprinting to measure financed emissions of loans and investments

関連記事

“CSAのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-7

    EUタクソノミーの簡素化を提言――企業の報告負担削減へ

    2月5日、EUのサステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sust…
  2. 2025-2-6

    Schroders、FCAの持続可能性開示要件(SDR)全4種のラベルを採用へ

    1月27日、Schrodersは、英国金融行動監視機構(FCA)のサステナビリティ情報開示要件(S…
  3. 2025-2-5

    テキサス州検事総長ら、米国主要金融機関に対しESGの取り組みについて警告を発表

    1月23日、テキサス州の検事総長であるKen Paxton氏と10州の検事総長は、BlackRoc…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る