PwC Australia、脱炭素経済の促進に向けエネルギー転換に関する専門部署を新設

 

7月1日、プロフェッショナル・サービス企業のPwC Australiaは、2050年までにオーストラリアが脱炭素経済への移行を促進することを目的とした、エネルギー転換専門部署の新設を発表した。

PwCは、2030年までに企業がこの分野のアドバイザリーサービスに35億ドル(約4,750億円)以上を費やすと予想している。最近選出されたアンソニー・アルバネーゼ首相率いるオーストラリア政府は、2030年までにオーストラリアの排出量削減目標を43%に引き上げ、中間目標と2050年のネット・ゼロ目標を法律に明記する計画など、同国の気候に関する公約を大幅に強化することを公約に掲げている。

PwCは、132人の専門家でスタートするこの事業を拡大するために、「厳格な採用活動」が進行中であると述べている。新しいエネルギー転換チームは、PwCのファイナンシャル・アドバイザリー事業の中に設置され、既存および新規のパートナーや、PwCの取引、インフラ、コンサルティング、アシュアランス事業の社員を含むエネルギー転換やESGのスペシャリストを配置する予定である。

【参照ページ】
(原文)PwC Australia launches 130-strong new business to help Australia with its $500bn transition to a clean energy economy
(日本語訳)PwC Australia、脱炭素経済の促進に向けエネルギー転換に関する専門部署を新設

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る