ベルテルスマン財団とSDSN、持続可能な開発報告書を発表

ベルテルスマン財団とSDSN、持続可能な開発報告書を発表

6月2日、ドイツのベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は、2030年に向けたグローバル目標の進捗状況を把握するためのSDGsインデックスとダッシュボードを含む「持続可能な開発報告書(SDR)」を発表した。2015年に国連加盟全193カ国の首脳が歴史的なサミットでこれらの普遍的目標に合意して以来初めて、年次報告書は進捗の逆転を示した。本報告書は、持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)代表のジェフリー・サックス教授を中心とする執筆陣によって執筆されたものだ。

SDGs Index 2022

1.フィンランド(86.51)
2.デンマーク(85.63)
3.スウェーデン(85.19)
4.ノルウェー(82.35)
5.オーストリア(82.32)
6.ドイツ(82.18)
7.フランス(81.24)
8.スイス(80.79)
9.アイルランド(80.66)
10.エストニア(80.62)
11.イギリス(80.55)
12.ポーランド(80.54)
13.チェコ(80.47)
14.ラトビア(80.28)
15.スロベニア(79.95)
16.スペイン(79.90)
17.オランダ(79.85)
18.ベルギー(79.69)
19.日本(79.58)
20.オランダ(79.23)

日本は去年より1つ順位を落とし19位にランクイン。ランキングが始まってから今までで最も低い順位だった。目標5「ジェンダー平等」、目標12「作る責任、使う責任」、目標13「気候変動」、目標14「海洋生態系」、目標15「陸上生態系」、目標17「パートナーシップ」では、最低の「レッド」評価であった。

【参照ページ】
(原文)Sustainable Development Report 2022
(日本語訳)持続可能な開発報告書2022

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    2025-10-13

    AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    サステナビリティ情報開示は、アナリスト(人間)が読むことを前提とされた構造になっているが、近年は主…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る