6月22日、英国政府の労働年金省(DWP)は、年金貯蓄者にサステナブルな投資を促し、年金投資の持続可能性に関するエンゲージメント上昇を目的とした、3週間の新しい試験「グリーン・ナッジ」の開始を発表した。
今回の試みは、政府のCOP26アジェンダの一環として委託されたもので、行動ナッジとメッセージが年金投資の持続可能性に対する貯蓄者の関心を高め、それがどのように環境に優しい年金決定につながるかを検証するものだ。
DWPは、Behavioral Insights Team(BIT)と共同で、グローバルな資産運用会社Aviva、英国の職場年金会社Smart Pension、金融サービス会社Hargreaves Lansdownと協力して、16万人以上の年金加入者に「ナッジ」とメッセージを伝え、貯蓄者がより年金をサステナブルな投資をしたり、自分の年金についてより詳しく学んだりできるよう働きかけている。
新しい取り組みは、サステナブルな投資と年金制度の透明性を促進するためのDWPの取り組みを継続するものだ。今週初め、DWPは、英国の年金基金に対し、温暖化を1.5℃に抑えるという世界的な気候目標との投資の整合性について報告するよう求める新たな措置を導入した。
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【参照ページ】
(原文)Green Nudge to Greater Knowledge: COP26 trials launched
(日本語訳)英国、サステナブルな投資を促す「グリーン・ナッジ」イニシアティブを始動