レゴ、米国に約1,354億円のカーボンニュートラル工場を建設へ

 

6月15日、LEGO(レゴ)は、米バージニア州チェスターフィールド郡に約1,354億円のカーボンニュートラル工場を建設すると発表した。建設される170万平方フィートの新工場は、必要なエネルギーの100%を再生可能エネルギーでまかない、エネルギー消費と非再生可能資源の使用を最小限に抑えるよう設計される。

2020年後半、レゴグループは、同社の炭素排出量に対処することを目的とした一連のコミットメントを開始し、SBTiが承認した排出量削減の中間目標を設定した。目標達成のために同社が当時まとめた取り組みには、持続可能な素材への投資、エネルギー効率の向上、工場・オフィス・店舗全体での再生可能エネルギー100%調達などが含まれている。

レゴ・グループは、新施設において、工場で必要となるすべてのエネルギーに対応する敷地内のソーラーパークの建設を目指している。また、完成後はLEEDのゴールド認証の取得を目指す。

同工場は、レゴにとって世界で7番目、米州では2番目の工場となり、レゴ製品の成型・加工・梱包を行う。新工場の建設は今年の秋に始まり、2025年後半に生産が開始される予定である。

【参照ページ】
(原文)The LEGO Group to build US$1 billion, carbon-neutral run factory in Virginia, USA
(日本語訳)レゴ、米国に約1,354億円のカーボンニュートラル工場を建設へ

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