食品・ユニフォームサービス企業Aramark、食品のカーボンフットプリント削減を約束

食品・ユニフォームサービス企業Aramark、食品のカーボンフットプリント削減を約束

6月13日、食品、施設管理、ユニフォームサービス会社のAramark(アラマーク)は、米国で提供する食品に関連する温室効果ガス(GHG)排出量を2030年までに25%削減するという新たな目標を発表した。新しい誓約は、世界資源研究所(WRI)の「Cool Food Pledge」への新たな署名者として、同社が行った公約の一部を成すものである。

WRIのCool Food Pledgeは、食品による気候への影響を軽減するために、科学的根拠に基づく目標を設定し、目標達成の支援を目的としている。署名企業は、2030年までに25%の削減を約束するとともに、より気候にやさしい食品を提供するための戦略的計画プロセスの指導を受け、クールフードチームと協力して顧客や従業員の関心を引き、成果を宣伝する。

WRIは、クールフード計算機と企業の食品購入におけるGHG排出量を測定する方法論を開発し、進捗を評価・追跡する基準となる調達食品の総気候フットプリントを提供している。また、Cool Foodラベルプログラムは、2030年の気候目標達成に必要な食品関連の排出量レベルに沿って、どのメニューが低炭素フットプリントであるかを消費者に伝える。

今年初め、アラマークは、2022年春学期に米国を拠点とする10校の大学でクールフードミールを展開する計画を発表した。

【関連記事】Aramark、米10大学で気候変動に配慮したクールフードミールを展開

同社は、2023年1月に米国内のすべての高等教育、職場体験、ヘルスケア+のアカウントへクールフードミールの提供を目指すと述べた。クールフードミールのメニューは、今後、米国内の約1,500カ所に拡大させる予定である。

【参照ページ】
(原文)Aramark Commits to Reducing Greenhouse Gas Emissions From the Food It Serves by 25 Percent by 2030
(日本語訳)Aramark、2030年までに食事からの温室効果ガス排出25%削減を約束

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る