シンタス、ホンダのユニフォームを自動車部品にリサイクル

8月10日、米ユニフォームレンタル大手シンタスは、ホンダと協働し、ホンダの従業員が米国の製造・研究開発施設で着用していた使用済みレンタルユニフォームを回収・リサイクルする循環型経済スキームを開発したと発表した。使用済みユニフォームは特殊な細断繊維に生まれ変わり、車種「アキュラ」の吸音断熱材に使用される。

本スキームでは、アラバマ州とノースカロライナ州の施設でホンダの従業員が着用しているシンタスのユニフォームを、洗濯後に評価する。リサイクル可能な使用済みユニフォームは、リサイクル業者に送られ、既存の生地を細断され、新しい繊維に紡ぎ直される。その後、織物はホンダのサプライヤーに送られ、断熱材に加工されるというプロセスである。

本スキームはホンダ独自のものだが、シンタスは顧客やサプライヤーと協力し、使用済み製品の新たな用途を見出す取り組みを今後も続ける見込みである。同社は、「リデュース・リユース・リサイクル・リパーパス」アプローチをビジネスに取り入れてきた伝統を持つ。

【参照ページ】
(原文)Honda’s Recycled Cintas Uniforms Hit The Road In New Vehicles
(日本語訳)シンタス、ホンダのユニフォームを自動車部品にリサイクル

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…
  2. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  3. 2024-12-4

    EU、強制労働製品の市場禁止規制を採択

    11月19日、欧州理事会は強制労働で生産された製品をEU市場での販売や輸出を禁止する規制を採択した…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る