8月10日、米ユニフォームレンタル大手シンタスは、ホンダと協働し、ホンダの従業員が米国の製造・研究開発施設で着用していた使用済みレンタルユニフォームを回収・リサイクルする循環型経済スキームを開発したと発表した。使用済みユニフォームは特殊な細断繊維に生まれ変わり、車種「アキュラ」の吸音断熱材に使用される。
本スキームでは、アラバマ州とノースカロライナ州の施設でホンダの従業員が着用しているシンタスのユニフォームを、洗濯後に評価する。リサイクル可能な使用済みユニフォームは、リサイクル業者に送られ、既存の生地を細断され、新しい繊維に紡ぎ直される。その後、織物はホンダのサプライヤーに送られ、断熱材に加工されるというプロセスである。
本スキームはホンダ独自のものだが、シンタスは顧客やサプライヤーと協力し、使用済み製品の新たな用途を見出す取り組みを今後も続ける見込みである。同社は、「リデュース・リユース・リサイクル・リパーパス」アプローチをビジネスに取り入れてきた伝統を持つ。
【参照ページ】
(原文)Honda’s Recycled Cintas Uniforms Hit The Road In New Vehicles
(日本語訳)シンタス、ホンダのユニフォームを自動車部品にリサイクル