8月17日、Verraはブルーカーボンに関するカーボンクレジット創出のメソドロジー改訂の進捗状況を発表した。
Verraは湿地帯を含む REDD プロジェクトのための、整合性の高い、専門的な炭素算定方法論を利用できるようにするため、2つの関連する方法論に取り組んでいる。
Verraは、VM0033「潮汐湿地と海草再生のための方法論」v2.0を改訂し、保全活動を含めるとともに、この方法論がブルーカーボン生態系に関する最新の科学、データ、技術を反映するようにする。この方法論の草案は、2024年初めに一般公開される予定である。最終的な方法論の出版は2024年後半を予定している。
Verraは、新しい熱帯泥炭地の方法論の開発にも着手している。現在、新しい方法論を開発するコンサルタントの提案募集が行われている。開発作業は2023年第4四半期に開始される予定である。プロジェクト提案者は、湿地帯をカバーしない統合REDD方法論を使用する予定であるが、上記の方法論を使用することで、プロジェクト地域における湿地帯の活動が気候変動緩和に与える影響を考慮することができる。2つの新しい湿地に関する方法論が発表される前であれば、プロジェクト提案者は、湿地活動からの排出削減を説明するために、VM0007 REDD+ Methodology Framework (REDD+MF)の現行版を、統合REDD方法論と組み合わせて使用することができる。
【参照ページ】
(原文)Update on Methodologies for REDD Projects that Include Wetlands
(日本語訳)湿地を含むREDDプロジェクトの方法論に関する最新情報