コートジボワールでの国連会議、土地の劣化と干ばつに対処するための世界的な呼びかけを行う

5月20日、コートジボワールのアビジャンで開催された国連砂漠化防止条約(UNCCD)第15回締約国会議(COP15)は、干ばつに対する回復力を高め、将来の繁栄のために土地回復に投資するという世界共通の誓約によって幕を閉じた。

2週間にわたって開催されたこの会議では、各国首脳、閣僚、UNCCD締約国196カ国および欧州連合の代表者、民間企業、市民社会、女性、若者リーダー、メディアなど約7,000人が参加し、今後の土地管理について議論した。

また、コートジボワールのアラサン・ワタラ大統領が5月9日の首脳会議で立ち上げた「アビジャン遺産プログラム」のために集められた25億米ドル(約3,331億円)が、すでに予想されていた15億米ドル(約1,997億円)を上回っていることも注目された。

COP15議長のAlain-Richard Donwahi氏は記者会見で、コートジボワールがリオ3条約のうち1つのCOPを初めて主催したことに言及し、土地問題を国際的課題の上位に据え続けるという同国の姿勢を強調した。

【参照ページ】
(原文)United global call to act on land degradation and drought concludes major UN meeting in Côte d’Ivoire
(日本語訳)コートジボワールでの国連会議、土地の劣化と干ばつに対処するための世界的な呼びかけを行う

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る