フランス初の洋上風力発電所を建設 2022年末から運転開始予定

4月13日、フランス初の洋上風力発電所「サン・ナゼール洋上風力発電所」がフランス初の洋上風力タービンを建設すると発表した。洋上風力発電所全体が2022年末までに試運転される予定であるため、作業は進行中である。

2022年末までに、480MWのサン・ナゼール洋上風力発電所は、ロワール・アトランティック地方の年間総電力消費量の20%に相当する発電を開始する見込みである。また、2030年までに全エネルギーの33%を再生可能エネルギーでまかない、2050年にはネット・ゼロとするフランスの目標達成にも貢献することになる。

サン・ナゼール洋上風力発電所をきっかけに、洋上風力発電産業全体が本格的に始動する。発電機は、サン・ナゼールに近いモントワール・ド・ブルターニュにあるGEリニューアブル・エナジーの工場で組み立てられ、400人の雇用を提供した。3年にわたる建設プロジェクトの様々な段階を経て、フランスではすでに2,300人の雇用が創出されている。

サンナゼール洋上風力発電所をはじめ、当社がフランスで推進する3つの洋上風力発電プロジェクト(うち2つはフェカンとコースユール・シュル・メール沖で建設中)は、2030年までに全世界の再生可能エネルギー設備容量を2015年の2倍の60GWとするEDFグループのCAP2030戦略に完全に合致しているという。

【参照ページ】
(原文)Saint-Nazaire offshore wind farm : France’s first offshore wind turbine has been erected
(日本語訳)サンナゼール洋上風力発電所:フランス初の洋上風力発電機の設置が完了

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESG Journal Cafe

    2024-10-7

    イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. 2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る