英政府、水産業のサステナビリティ向上制度を再スタート

英政府、水産業のサステナビリティ向上制度を再スタート。

4月13日、英政府は国内資金援助制度を継続し、水産業を支援することを発表した。英国全土の水産業の長期的な持続可能性、回復力、繁栄を支援するため、Fisheries and Seafood Scheme(FaSS)がリニューアルされた。

昨年初めて実施された同制度の成功を受け、2025年4月まで毎年少なくとも600万ポンド(約9億9000万円)の資金が確保され、同部門への長期的な投資となった。本制度は、世界有数の水産業において、事業の回復力を高め、持続可能性を向上させるプロジェクトに資金を提供し、漁獲、加工、養殖部門における食品生産者への支援をさらに強化するものであり、様々な水産業、海洋事業、慈善団体、その他の組織に対して500以上のプロジェクトが承認された、本制度の初年度の活動を基礎とするものである。

本年度は、ガイダンスの簡素化、小規模事業者への資金提供の強化、この分野のニーズにより焦点を当てた資金提供などの改善がなされた。今後3年間は、定期的な見直しにより、FaSSは水産業界全体からのフィードバック、政策の進化、業界のニーズを反映し、進化し続けることが予定されている。

本制度は、英政府の環境・食糧・農村地域省(Defra)に代わって海洋管理機関 (MMO)が引き続き管理する。MMOは、申請希望者にアドバイスとサポートを提供するためのチームを編成。

DefraとMMOは、産業界と協力し、漁獲、加工、養殖セクターの持続的成長を実現し、沿岸のビジネスとコミュニティを後押しするために、FaSSを通じて資金援助を提供し続ける予定である。さらに、FaSSは、特定の政策に基づき、より柔軟なプロジェクトの募集を通じて、一部の資金を提供する。

【参照ページ】
(原文)Fisheries and Seafood Scheme Re-Launches
(日本語訳)漁業と海産物のスキームが再スタート

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