国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)、女性同士の同性愛の犯罪化を人権侵害と決議

 

3月23日、国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)は、女性同士の同意に基づく同性愛を犯罪とすることは人権侵害であると決議した。

女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、女性差別撤廃条約の履行を監視する独立した専門家の組織。1979年に国連で採択されたCEDAWは、女性にとって最も重要な人権条約であり、世界各国から集まった女性の権利に関する23人の独立した専門家で構成されている。

同決議は、スリランカの国民である フラマー・カルデラ氏によってもたらされた。 同氏は締約国が条約第2条(a)及び(c)~(g)、第5条(a)、第16条に反しており、権利を侵害したと主張した。

また、同氏に対する脅迫、嫌がらせ、虐待を止めるための措置をスリランカ政府が採るよう要請された。加えて、同氏の虐待に責任を負う者たちの責任を追及するための刑事手続きを行うことも促した。

【参照ページ】
Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women Advance unedited version

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…
  3. 2025-3-24

    CDP、ESRS報告基準との対照表を発表

    3月18日、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)と国際的な非営利団体であるCDPは、欧州サステナ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る