EY、Carbon13と提携し、排出削減に特化したスタートアップ・アクセラレーション・プログラムを開始

3月18日、グローバルなプロフェッショナルサービス企業であるEYは、気候変動に特化したアクセラレーターのCarbon13と、CO2排出量削減のためのソリューションを開発するスタートアップの開発と規模拡大の支援を目的とした新たなパートナーシップの締結を発表した。

2019年に設立されたCarbon13は、5年間で1,000人の起業家を支援し、4億トン以上の二酸化炭素排出量を削減する可能性を持つ、スケーラブルなスタートアップの輩出を目指している。同イニシアティブのアクセラレーション・プログラムは、8カ月にわたってスタートアップ企業と連携し、チームのマッチングや実証実験、そしてスタートアップへの投資を行い、顧客のトラクションと勢いをつけることに注力している。

このプログラムは現在、第2期を運営しており、第3期生の募集も開始している。またEYは今後2年間で3つのアクセラレーション・プログラムとの協力を約束している。他にも、EYのサステナビリティ・チームが気候変動やサステナビリティに関する専門知識を共有し、スタートアップの価値提案の形成や改良を支援するスピーカーイベントやワークショップなども開催する予定だ。

【参照ページ】

(原文)EY announces collaboration with Carbon13 to support start-ups and entrepreneurs in their mission to reduce CO2e emissions
(日本語訳)EYは、CO2e排出量を削減するという使命において、スタートアップ企業や起業家を支援するためのCarbon13とのコラボレーションを発表

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