炭素回収スタートアップHeirloom、Breakthrough Energyとマイクロソフトの支援を受け、64億円の資金調達を実施
ダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)技術のスタートアップ企業であるHeirloomは、シリーズA資金調達ラウンドで64億円の調達を発表した。これは、ダイレクト・エア・キャプチャー技術におけるこれまでで最大の資金調達額であり、Carbon Direct Capital Management、Ahren Innovation Capital、ビル・ゲイツが設立したBreakthrough Energy Venturesが共同で主導した。
今回の資金調達で得た資金は、研究開発および技術の実用化と、会社の規模拡大に使用される予定だ。Heirloom社のソリューションは、低コストで直接空気捕捉を行うことを目的としており、豊富で手頃な価格の鉱物を利用して、CO2を天然鉱物に結合する自然プロセスを強化する。同社は、2035年までに10億トンの二酸化炭素を大気から除去する目標を掲げている。
【参照ページ】
(原文)Direct Air Capture Startup Heirloom Raises $53MM Series A, Among the Largest Investments in New Carbon Removal Technologies
(日本語訳)炭素回収のスタートアップ「Heirloom」がビル・ゲイツ氏のBreakthrough Energyとマイクロソフトの支援を受け、64億円の資金調達に成功