Googleが支援するスタートアップNormative、中小企業向けに無料の炭素カリキュレーターを提供開始
カーボンアカウンティング・スタートアップのNormativeは、中小企業が炭素排出量を測定・理解し、排出量削減の取り組みを支援するための新しいツール「ビジネスカーボンカリキュレーター」の提供開始を発表した。
Normativeの新しい炭素カリキュレーターは、Google.org Fellowshipの支援を受け開発された。Google.org Fellowshipは、Google社員と非営利団体や市民団体をマッチングし、拡張可能なソリューションの構築を支援するイニシアティブ。新しい炭素カリキュレーターは、中小企業が2030年までに温室効果ガスの排出量を半減し、2050年までに排出量ゼロの達成を目指す国連の支援するイニシアティブであり、SME Climate Hubを通じて無料で提供される予定だ。
中小企業は、多くの組織のスコープ3排出源として、世界の気候変動目標の達成に多大な影響を及ぼしており、脱炭素化への取り組みへの参加をますます強く求められている。
Normativeによると、この新しいツールは従業員50人以下、売上高13億円以下の企業向けに提供される。この計算ツールは、企業の直接・間接排出の二酸化炭素排出量を推定し、データの可視化によって、企業が排出量のホットスポットを指摘し、対策のための重点分野を特定することを可能にする。
【参照ページ】
(原文)Google-backed start-up launches free carbon emissions tracker
(日本語訳)Googleが支援するスタートアップNormative、中小企業向けに無料の炭素カリキュレーターを提供開始