デルタ航空とエアバス社、グリーン水素を動力源とする航空機開発で協業

3月17日、デルタ航空とエアバスは、水素を動力源とする航空機の開発を共同で検討するための新たな協力協定の締結を発表した。

航空業界は、温室効果ガス(GHG)排出の重要な原因として注目されており、世界全体の排出量の2~3%を占めている。今月初め、投資家向けネットワーク「クライメート・アクション100+」は、IEAの2050年ネット・ゼロ・シナリオに沿うために航空会社が従うべき一連の要求事項をまとめた。その中には、持続可能な航空燃料(SAF)の使用を拡大し、航空旅行全体の増加を抑制する約束が含まれている。

デルタ航空とエアバス社の新しい協力協定では、飛行距離の制限、燃料補給の時間、空港との適合性などの課題の特定、グリーン水素の開発と拡大に必要なインフラの評価、主要な業界関係者との連携構築を含む、水素燃料航空機の実現性の探求に重点が置かれる予定だ。

【参照ページ】
(原文)A decarbonized future for flight: Delta and Airbus collaborate to pull forward the future of hydrogen fuel
(日本語訳)デルタ航空とエアバス社、水素を動力源とする航空機開発で協業

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-14

    【最新】欧州議会、CSRD・CSDDD簡素案を採択

    11月13日の欧州議会の本会議にて、CSRDおよびCSDDD(企業サステナビリティ報告およびデュー…
  2. 2025-11-13

    GX-ETS:割当調整・移行計画・価格制御の方向性が明らかに

    11月7日、経済産業省は、第5回産業構造審議会イノベーション・環境分科会 排出量取引制度小委員会を…
  3. 2025年・COP30開幕!サステナビリティ経営・実務における注目テーマ整理/実務への影響解説

    2025-11-11

    2025年・COP30開幕!サステナビリティ経営・実務における注目テーマ整理/実務への影響解説

    11月10日から21日まで、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の第30回締約国会議(COP30)…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る