再生可能バイオ燃料メーカーGlobal Clean Energy Holdings、ExxonMobilより166億円の資金調達を実施

再生可能バイオ燃料メーカー、Global Clean Energy Holdingsが1億4500万ドルの資金調達を実施

3月2日、Global Clean Energy Holdings(GCEH)は、ExxonMobilが主導する優先株取引での1億4,500万ドル(約166億円)の調達を発表した。

GCEHは、超低炭素の先端バイオ燃料とバイオマテリアルの生産に使用される非食品ベースの原料を専門に扱っている。今回の調達資金は、GCEH社のカリフォルニア州ベーカーズフィールドのバイオリファイナリープロジェクトの転換を完了し、国産のカメリナ油を持続可能な燃料に加工する原料生産事業の開発を進めるために使用される。

Exxonは本取引の一環としてGCEHの取締役会の2席を獲得した。燃料および潤滑油部門の米州フィード&プロダクトマネージャーであるAmy Woodsとプロセスエンジニアリング部門マネージャーのNicholas Jonesが取締役に就任する予定だ。

【参考記事】Exxon、エネルギー転換のリーディングカンパニーへのコミットを宣言

またExxonは「エネルギー転換をリードする」意向を表明し、排出量の削減と低排出量事業の成長・発展のために150億ドル(約1兆7,000億円)以上の投資計画を発表した。今回の買収は、Chevronが再生可能ディーゼルおよびバイオディーゼル製造会社のRenewable Energy Groupを買収したように、大手石油・ガス会社による再生可能燃料事業への拡大の動きを受けている。

【参照ページ】
(参考記事)Global Clean Energy Holdings Closes $145 Million Equity Financing and Appoints Two New Board Members

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-5

    パナソニック、EV普及時代に向けたエネルギーマネジメント実証実験を開始

    8月22日、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下「パナソニック」)は、大阪ガスマーケ…
  2. 2024-9-5

    SBTi、建築セクター向けに1.5℃シナリオに整合する脱炭素化フレームワークを発表

    8月28日、SBTi(Science Based Targets initiative)は、建築セ…
  3. 2024-9-2

    企業が持続可能性を推進するためのデータとAIの役割が浮き彫りに

    8月28日、キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートが発表した最新レポート「Data-Pow…
ページ上部へ戻る