フィンテック企業Broadridge、企業がESGパフォーマンスを同業他社と比較するためのツールを提供開始
1月23日、フィンテック企業Broadridgeは新しいWebベースのESG開示およびデータ分析ベンチマーク・ツールである「ESG Analyzer」を発表した。本データ分析ベンチマーキング・ツールは、企業が業界や同業他社と自社のESGパフォーマンスを比較し、ESG戦略と実践を改善することを目的としている。
Broadridgeによると本ツールは、北米の5,000社以上の発行体を網羅し、幅広いESGとサステナビリティのトピックにわたって、200万以上のデータポイントを組み込んだ公開ESG開示と基礎となる測定基準のリポジトリを提供する。本ツールにより、企業は自社のESG指標のすべてを1つのダッシュボードで見ることができ、データを同業他社と並べて比較し、同業他社がどのような情報を提供しているか、あるいは提供していないか、またどのようなコミットメントを行っているかを理解することができる。ESG Analyzerは、自社と同業他社が主要なESGフレームワークにどのように整合しているかを表示し、SASB、GRI、TCFD、SFDR、UNGCなどの情報開示を追跡できるようにもなっている。
同社は、企業が本ツールを使って下記のような指標を比較・分析できるとしている。
- 環境:エネルギー・気候変動、政策・報告、資源管理
- 社会 – 地域:地域開発、製品、人権、サプライチェーン
- 社会 – 従業員:報酬と福利厚生、多様性、労働者の権利、研修、安全衛生
- ガバナンス:取締役会、リーダーシップの倫理、透明性と報告
【参照ページ】
ESG Disclosure, Data Analytics and Benchmarking Made Simple by New Broadridge Tool – ESG Analyzer