Exxon、エネルギー転換のリーディングカンパニーへのコミットを宣言

Exxon、エネルギー転換のリードを宣言

3月2日、エネルギー大手 ExxonMobil は年次株主総会に先立ち、エネルギー転換のリーディングカンパニーを目指すとし、排出量削減や低排出ガス事業への数十億ドルの投資計画など、一連の発表を行った。

2日の発表には、Exxonが今後6年間で150億ドル以上を投資し、事業活動における温室効果ガス(GHG)排出量を削減する計画や、顧客の排出量削減を支援する低排出量ビジネスの機会を提供する計画も含まれている。同社は昨年、低炭素ソリューション事業を設立し、炭素回収・貯留、水素、バイオ燃料などの分野に注力している。

Exxonは、テキサス州ベイタウンにある石油精製・石油化学の統合施設において、水素製造プラントと世界最大級の炭素回収・貯留プロジェクトの計画を発表した。この施設では通常、天然ガスを水素とCO₂に変換して製造されるブルー水素を製造し、それを回収して永久に貯蔵している。新プロジェクトでは1日あたり最大10億立方フィートのブルー水素を製造し、年間最大1,000万トンのCO2を輸送・貯蔵できるようになる予定だ。

【参照ページ】
(原文)ExxonMobil details plans to lead in earnings and cash flow growth, energy transition
(日本語訳)Exxon、エネルギー転換のリーディングカンパニーへのコミットを宣言

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る