LG、価格競争やサプライチェーンの課題によりソーラーパネル事業から撤退

 

2月23日、LG Electronicsは、価格競争の激化、原材料費の高騰、サプライチェーンの課題など様々な要因を理由に、ソーラーパネル事業の閉鎖決定を発表した。

LGの太陽光発電事業の営業利益率は過去数四半期にわたって低下しており、直近の2四半期ではマイナスに転じている。同社は太陽電池モジュール事業の不振に加え、部品価格の上昇と物流費の増加を原因に挙げた。

LGは、1988年に最初の携帯用太陽電池技術を販売したことに始まり、2008年に最初の太陽電池パネルを生産するなど、数十年にわたり太陽電池分野で積極的に活動している。今後、同社はビジネスソリューション部門を情報技術と情報ディスプレイを主要な柱として再編成し、再生可能エネルギー分野では、エネルギー貯蔵やエネルギー管理ソリューションなどの成長分野に注力する。

【参照ページ】
(原文)LG to Close Solar Panel Business
(日本語訳)LG、価格競争やサプライチェーンにおける課題でソーラーパネル事業から撤退

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