2月2日、テクノロジー大手HPは、プラスチックフリーのパッケージ開発会社であるChoose Packagingの買収を発表した。Chooseは、世界で唯一市販されているプラスチックゼロの紙製ボトルを発明した企業である。
2018年に設立されたChooseは、植物由来の防水PETフリーライナーを敷いた紙のケーシングという特許取得済みのペーパーボトル技術を活用し、プラスチックボトルの代替品を提供している。同社のボトルは化石燃料由来の成分を必要とせず、自然界に存在する持続可能な方法で調達された、生分解性、堆肥化可能な材料で作られている。
HPは100億ドル(約1兆1,494億円)と推定される繊維ベースの持続可能なパッケージング市場を変革するために、カスタマイズ可能な繊維ベースの製品を市場に投入するための迅速かつ手頃な3Dプリント対応の成形繊維ツーリングソリューションを提供する。今後同社は、Chooseをパーソナライゼーション&3Dプリンティング・ビジネスに統合する予定だ。
同社は繊維ベースの100%プラスチックフリーのパッケージングにより、毎年1億5000万トン以上の使い捨てプラスチックが生産されている現市場を革新すると述べている。
【参照ページ】
(原文)HP Inc. Acquires Choose Packaging
(日本語訳)HP、持続可能なファイバーベースのパッケージング企業Choose Packagingを買収