6月1日、ウォルマートは、現在プラスチック製メーラーで発送しているほぼすべての注文をリサイクル可能な紙袋製メーラーに移行するなど、廃棄物の削減とオンラインおよびオムニチャネル事業のサステナビリティ向上を目指した一連の取り組みを発表した。
同社によると、紙製メーラーへの移行により、今年度末までに米国内で流通する2,000トン以上のプラスチックを排除できる見込みであるという。
さらに、持続可能な包装に焦点を当てた取り組みとして、廃棄物や配送回数を減らすために、オンライン注文で使い捨てのプラスチック袋を選択することや、複数の商品をより少ない箱にまとめるよう要求できるようになる。
また、ウォルマートは、ネットワークの約半分で、顧客の注文に合わせたパッケージを作成する「ライトサイズ・パッケージング・テクノロジー」に移行していることを発表した。同社によると、特大の箱による廃棄物を最大26%削減できる。
包装に焦点を当てた施策に加え、ラストマイルの配送効率を高めることを目的とした取り組みも説明した。走行距離と配送に使用する箱の数を減らすために、フルフィルメントセンターではなく店舗でオンライン注文を満たすことができるかをAIで識別し、複数の注文を1つの配送ルートにまとめ、配送に電気バンを使用するなどの取り組みを行う。
【参照ページ】
(原文)Walmart Doubles Down on Reducing Waste To Create More Sustainable Omnichannel Fulfillment Network
(日本語参考訳)ウォルマート、オンライン注文の梱包を紙製に変更