スコットランド、洋上風力発電事業の開発に関する海域リース権益を対象とした入札を実施

スコットランド、洋上風力発電事業の開発に関する海域リース権益を対象とした入札を実施

1月17日、スコットランドは、ScotWindによる約25GWの洋上風力発電開発の受注内容を発表した。落札したのは、IberdrolaのScottishPower、bp、Shell、SSE(丸紅)、Falck、Ocean Winds、Vattenfall、MacquarieのGIG、TotalEnergies、RIDG合弁のOffshore Wind Powerなどである。

ScotWindの入札プロセスは、スコットランドの海底の権利を含む、君主の権利で所有する土地や財産を管理するCrown Estate Scotlandによって運営された。 Crown Estate Scotland によると、ScotWindは再生可能エネルギーによる発電量を大幅に増やすことを目的としており、2045年までにネット・ゼロを目指すスコットランドの計画にとって大きな一歩となるものである。

全体では、74件の応募のうち、容量14GW以上の浮体式10件、7.8GWの固定式5件、混合1件の計17件が選ばれた。最大の受賞案件は、ScottishPower社による3,000MWの浮体式風力発電プロジェクトと、bp社による2,907MWの固定式プロジェクトである。

応募を通過した17社は、BP Alternative Energy Investments、SSE Renewables、Falck Renewables、 Shell New Energies、Vattenfall、DEME、Falck Renewables、Ocean Winds、Falck Renewables、Scottish Power Renewables、BayWa、Offshore Wind Power、Northland Power、Magnora、Northland Power、Scottish Power Renewables。日本からは丸紅がSSE Renewables連合に参画している。

【参照ページ】
(原文)ScotWind offshore wind leasing delivers major boost to Scotland’s net zero aspirations
(日本語訳) ScotWind 洋上風力発電リースにより、スコットランドのネット・ゼロ目標に大きな後押し

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. TNFD開示の準備は万全?2025年の開示ポイントと追加対応を徹底解説

    2025-3-19

    TNFD開示の準備は万全?2025年の開示ポイントと追加対応を徹底解説(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に「自然移行計画」の概要を追記・編集し再掲したものです。 …
  2. GXの全貌と実務への影響~企業が今取り組むべき脱炭素戦略

    2025-3-18

    GXと実務への影響~企業が今取り組むべき脱炭素戦略

    GX(グリーントランスフォーメーション)は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた日本政府の…
  3. 2025-3-17

    環境省、自然再生基本方針変更の閣議決定を発表

    2月28日、自然再生推進法第7条第3項に基づき、自然再生基本方針の変更が閣議決定された。また、令和…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る